こんにちは、うみうまです。
ここ最近物凄い不調で、夫が空気吸っていることさえ気に入らないくらいクサクサしてたんですが、月経開始と共に憑き物が落ちたように調子が良くなりました。
相変わらず上下が激しいですが、浮かれているうちに勢いでブログ連続更新中です。
更新すると必ず読んでくれている方が22名ほどいるみたいですが、この場を借りて心から感謝申し上げます。人数は妄想です。
「魔の2才児」と楽しくバトル!2才児イヤイヤ期の育て方
実家帰省中ブックオフへ行った時、この本が目に留まった。息子がイヤイヤ期に突入したようなので、適切な対処法など何かヒントがあればと思い買ってみた。
前半は「2才児ってこんな感じ」の内容がつらつら書かれているだけで、正直、失敗したなと思った。
でも、冷静に考えると「適切な対処法」なんてあるわけがなかった。
子どもは100人いれば全員違うし、多くの子どもにとって効果的な方法が我が子に合うとは限らない。それは離乳食やネントレの時期でよくわかっていたもんね。
でも、この本の6章と終章が本当に良かったのでブログに書くことにした。
6章は生まれ持っての子どもの個性についての話で、ここでは「動き回る子」「大人しい子」「神経質な子」について書かれていた。
うちの息子は、赤ちゃんの頃から「小さな物音ですぐ目覚める」「初めて見るものは食べない」「砂場の砂が触れない」「帽子を嫌う」などと、わたしは「繊細」という言葉をよく使っていたけど、この本で言えば「神経質な子」に当てはまると思う。
短所だと思ったことはないけど、遊びにしても食事にしても、選択肢が減るのでもったいないなぁとは思っていた。
本では次のように書かれていた。
神経質な子どもの両親は、どちらかというと手がかかるわが子の取り扱いに苦労するものですが、両親のほうでも子どもに対して「神経質」にふるまうことが多いように思われます。鶏が先か、卵が先かというような議論になりますが、このタイプの子がいちばん上の子に多いのは、やはり両親の養育態度が影響しているのかもしれません。(中略)もともと神経質な子どもに対しては、親は普通以上に神経質に対応してしまうものですから、それが相互に影響し合って、ますます親と子の「神経質傾向」が強められてしまいがちです。
引用:「魔の2才児」と楽しくバトル!2才児イヤイヤ期の育て方
これは、耳が痛い話だなと思った。
神経質な子どもにしていたのは自分だったのかもしれない
生まれた瞬間から布団に置けず夜も寝ず泣いていた息子。
赤ちゃんの頃は息子が寝ている間など咳一つ出来ない受験会場のような環境を作り、食べ物だって食べるものばかり出しがちで、遊びに関しても「砂遊びや水遊びはどうせ好まないだろう」などと避けたり、食事中も汚れた手や口をまめに拭いていた。
生まれながらに神経質な部分を持っていたとしても、それをさらに加速させていたのはわたしだったのかもしれない。
子どもは日々変化していくものですから、過敏な神経を保護してやることもたいせつですが、子どもをいろいろな刺激から隔離することは不可能ですから、親としては、刺激に対する免疫がついていくよう、機会を与えることも心がけていかねばなりません。
引用:「魔の2才児」と楽しくバトル!2才児イヤイヤ期の育て方
本を読んで、過去の自分を反省した。
日頃わたしは、息子の嫌いなものをシャットアウトしがちだ。
息子はずっと赤ちゃんの頃の息子じゃない。毎日成長し、変化し続けている。
昨日まで嫌いだった父親に今日は抱きついて名前を呼んだり(ついにパパイヤッ子卒業しました)、嫌いな食べ物が突然好物になったり。
まぁそれでも…
頭で色々考えたって結局自分が出来ることしか出来ないし、色んな素敵な子育て法があったって、自分の子どものことは自分にしか分からないので、結局自分のやり方を信じてやっていくしかない。
ごちゃごちゃ考えて行き詰った時、わたしが最終的に考えることは、
「息子が笑っていればとりあえずいいか!」
ってことです。
前に何かの雑誌の対談で平野レミが「お母さんの役割ってご飯作る以外に何かあるの?」と言っていた。
ちょっと話が違うかもしれないけど、平野レミが「美味しいご飯を子どもに作ること」を信念としているなら、わたしにとっての信念って何かなって思うと、やっぱり「息子を笑わせること」なんだよね。
鶴瓶のような目でケラケラ笑い転げる息子をずっと見ていたい。迷ったり流されそうになった時も、これだけはブレずに行きたいなぁ。
あと、息子を笑わせるには自分も毎日笑って暮らすこと。(最近まで死ぬほどクサクサしていたんですけどね)
反省はするけど後悔はしない
でも本を読んで少し落ち込みながら話を夫に教えたら、
予想外な返事が返って来た。
「神経質なのは養育態度にも原因があるだろうけど、それより今息子がよく笑ってひょうきんなのも養育態度によると思う。俺が家にいて育てていたら、息子は今こういう性格じゃなかったと思う。」
うかつにも、泣きそうになってしまった…
「自分が育てていたら息子はこんなに笑う子にはならなかった」
この言葉だけで、当分ポテチ抜きで生きていけそうです。
ノロケみたいになってしまい、失礼しました。
とにかく、わたしのモットーは反省はしても後悔はしないことなので、過去は振り返らず今後は、刺激を避け過ぎず息子に色々な経験をさせてあげたいなと思いました。
嫌がることは無理にさせないけど、少しずつ息子の警戒心や恐怖心を解いて、楽しいことを増やして行けたらいいな。
ちなみにこの砂はダイソーで買いました。手が汚れにくい魔法の砂(対象6歳以上なので自己責任で)。手触りが気持ちよすぎて自分がはまってしまった。
この夏室内の水遊びやぷよぷよボール遊びなどにも活躍中のこのテーブルは、キネティックサンドテーブル。我が家では最近かなり重宝しているのでオススメしたい。
純粋無垢な子どもの世界
で、わたしが完全に心を持って行かれたのは、この本の最後の3文なんです。ここでもうハートを射抜かれた。一瞬で佐藤眞子さんのファンになった。
では紹介します。
子どもは、小さな虫を追いかけ、木もれ日をまぶしがり、水の冷たさに歓声を上げます。
ときに天使、ときに小悪魔。子どもとともに、ゆっくりとした時を過ごすと、大人になって忘れてしまっていた幼い日々の体験が鮮やかによみがえってくることでしょう。引用:「魔の2才児」と楽しくバトル!2才児イヤイヤ期の育て方
なんて美しい文章なんでしょう。
涙が出そうになりました。
では、ワンスモアアゲイン。
子どもは、小さな虫を追いかけ、木もれ日をまぶしがり、水の冷たさに歓声を上げます。
引用:「魔の2才児」と楽しくバトル!2才児イヤイヤ期の育て方
ほんとこれ。
2才児の息子の頭の中なんてまだ本当に単純で、でもキラキラ輝く水面のような夢の世界を生きている。と思う。
子どもと同じ目線で自分も楽しんでみれば、小さなことなんてどうでも良くなるかもしれない。
では最後に、わたしなりの「子どもは…」で終わりにしようと思う。
子どもは・・・
子どもは、小さな虫を追いかけ、
隙間があると潜り込み、
タンポポにとまる蝶に立ち止まり、
飛行機の音がすると空を見上げ、
砂遊びをしてみれば、
小さな小さな丸い小石を見つけ、
それを大事そうに持ち歩いてみたり、
何を思ったのか突然隙間に隠してみたり、
シャボン玉に目を輝かせ、
柔らかいものを好み、
箱にすっぽりおさまる小さな体で、
親を笑わせ、
時に深く悩ませ、
かと思えばうれし涙を流させ、
あっという間に大きくなり、
箱に入る。
それが子どもです。
今日もちゃんとオトせたので、そろそろこのへんで。
さいごに
報告があります。
家庭菜園始めました。
ではまたねー。
みなさん、今日も子どもと楽しい時間を。
沢山の笑顔を。もちろんあなたも。